いま注目の「IoT」

IoTエンジニアが活躍する産業分野の多様化

人気情報

  • 「モノのインターネット」
  • ウェアラブル端末を空港で
  • 自動車への導入で安全な交通社会へ

多様化する利用企業の産業分野

Pocket

IoTを導入する産業分野を投資額で見る

IoTが急速に普及する中、事業にIoTを取り入れる産業分野は多様化しているので、これからIoTエンジニアとして活躍するためにもその動向は掴んでおきたい部分です。IoTに対する企業の投資額を産業分野別に見ると、2014年の段階で1兆円規模と最も多い産業が組み立て製造、プロセス製造、運輸サービス系、公共インフラ系の4分野です。官公庁や医療、小売で3千億円超とトップの4分野に続き、その他の分野はそれを下回る範囲の中でかなりのばらつきが見られる状況です。しかし、様々な分野がIoTに関心を持っていることは確かで、今後はますます多様な産業がIoTの導入に向けて積極的に行動すると見られています。

IoTが多様化する理由

IoTが様々な産業に受け入れられて導入が急速に進む背景には、いくつかの要因が考えられます。1つは、IoTにかかるコストが安くなってきているということがあります。システム開発にかかるコストは主に人件費ですが、かつてはエンジニアのコストが高いことが壁となってしまって、IT技術が伴うシステムの導入に最初の一歩を踏み出すことができない産業が数多くありました。しかし、産業界からのIoTに関するニーズを受け、大手ベンダーが中心となってIoT導入のための人材を提供するプラットフォームを作り、導入するIoTの規模の選択肢を増やしていった結果、関心ある企業がトライアルとしてIoTを導入しやすくなりました。いきなり本格導入となると二の足を踏んでしまっていた企業でも、気軽にIoTを試すことができるようになったことで、どのような効果を現場でもたらすかのフィードバックを受けてから本格導入へステップアップすることができたので、結果として低コスト、低リスクでIoTを導入することが可能になりました。
IoTが急速に普及した要因として次に考えられるのが、IoTの技術を提供する側とそれを必要とする企業との間の連携がより直接的になってきているということがあります。通常だとITに関することを一手に引き受けているのは各企業の専門部署ですが、IoTの場合は事業により直接的に関わることが多いことから、専門部署ではなく企業の事業部とのやりとりになることが多く、導入までの時間を短縮することができているということが急速にIoTを普及させた背景にあります。
今の時代、企業が生き残っていくためにIT技術の活用は欠かせない要素のひとつです。同じ産業同士で新たなサービスやシステムの導入をめぐる競争は激しさを増す一方です。そこに現れたIoTという新しい選択肢は、企業の付加価値をさらに高められる新たなツールとして、今後も様々な産業分野での導入が進んでいくことでしょう。

エンジニアのみなさんに人気のある記事

「モノのインターネット」 「モノのインターネット」
医療機器への導入で健康状態を把握 医療機器への導入で健康状態を把握
IoTの現場で必要なスキル IoTの現場で必要なスキル

TOP